一般内科
要介護高齢者の方の合併症予防や介護上の相談なども引き受けております。
循環器科
当院で行っている主な検査は、心臓エコー、ホルター型心電図、運動負荷テスト(マスター)などです。
土曜日午前(第4週以外)に診察しています。定期的に通院していただき内服薬を処方していますが、冠動脈造影などのカテーテル検査や精密検査は、江戸川病院本院など専門施設に紹介しています。
胸痛や動悸、息切れなど心臓に不安のある方はご相談ください。
糖尿病科
また、栄養士が摂取カロリーのチェックを行いつつ患者様のライフスタイルに合わせた栄養指導を実施しています。
糖尿病は合併症をおこさないように管理、治療していくことが大切ですが、合併症をおこした場合は早期発見、早期治療が重要です。
今後も他の医療従事者と一体となって治療を行っていく方針です。
消化器科
上下部消化管の内視鏡検査や胃レントゲン撮影、および、腹部超音波検査、CT撮影などを行い、胃腸胆肝膵疾患の診断と内科的治療、必要に応じて専門医療機関への紹介を行なっております。
整形外科
背骨・手・足など、全身の運動器官を造りあげている骨・関節・筋肉・靭帯・腱・脊髄・神経の病気、外傷(ケガ)による損傷、手足などの先天性疾患(生まれつきの奇形など)を治療する科です。
そして整形外科の治療は、単に病気やケガを治すだけでなく、運動機能を元に回復させることを目的とします。
不幸にして、運動機能の回復が十分に得られなかったとしても、残った機能を最大限に活用して、元の状態に出来るだけ近く機能を回復させることも、整形外科の大きな役割です。
勿論、この際リハビリテーション医療との協力が必要なこともあります。
整形外科の手術にはさまざまな種類があり、脊髄・脊椎に対する手術・神経の手術・腱の手術・骨の手術(骨接合術など)関節の手術(人工関節置換術など)等々があります。
当院では必要に応じて、江戸川病院や他専門施設への紹介も行っております。
その他整形外科の治療は手術だけでなく、手術をしない保存的な治療も多く行なわれています。
当院では「明るく、優しく、分かり易く」を目標に、幅広い層の患者様にご利用いただけますよう努めて参ります。
泌尿器科
検査は、検尿、血液検査、超音波検査、レントゲン検査などで、治療は、内服療法、カテーテル排尿管理(尿道バルーン留置、膀胱瘻)を行っています。
リハビリテーション科
当リハビリテーション科の目指すもの
”じっくりと、その方に合ったリハビリを”
人はそれぞれ生きていらした道が違います。また、今現在、家庭・社会の中で、どのようなことをしたいかも、人それぞれです。
その道の延長線上にリハビリも位置しています。会社員の方、主婦の方、学校の先生、会社の社長さん…その立場によって、これだけはできるようになりたいと思われていることがそれぞれにあるはずです。
それを私たちがしっかりと受け止めて、できるだけそれに沿うようにしていくのが、私たちの目標です。
昭和57年、理学療法士1名で始まった当リハビリテーション科は、現在、理学療法士2名、作業療法士2名、言語聴覚士1名に増え、亜急性期から慢性期までのリハビリにじっくりと取り組んでおります。
当リハビリテーション科のあらまし
対象疾患
〈中枢性疾患〉:高次脳機能障害を含みます
- 脳血管障害(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血など)
- その他の脳疾患(外傷性硬膜下血腫・頭部外傷など)
〈整形外科疾患〉
- 大腿骨頚部骨折術後
- 脊椎圧迫骨折
- 変形性関節症
など
〈廃用症候群〉
-
内科疾患・外科手術などによる安静臥床から起こる全身状態の低下
(筋力体力低下、関節可動域制限、心肺機能低下などにより
日常生活動作に影響が生じている状態)
*リハビリ期限について
リハビリテーション標準期限を越えられた方でも、医師の診察の上、リハビリが必要と判断された場合は訓練を実施させて頂きます。是非一度ご相談ください。
(期間、頻度については症状などで個人差があります。あらかじめ御了承ください。)
診療時間
- 外来・入院とも受け付けております。
- 回数は患者様の状態に合わせて設定させていただいております。(多い方で週5回程度)
- 原則として日曜・祝日はお休みです
- 土曜日は状況により実施する日もあります
※詳しくはお問い合わせください
リハビリテーションの流れ
《入院の場合》
◎ご入院・リハビリテーション開始
- ご入院後、主治医から全般的な説明があります。内科一般の検査で異常なく、リハビリ実施が適切であれば、主治医から処方されます
- 体力など何等かの問題があり、リハビリテーションセンターでの練習が難しい場合は、病室に療法士が出向き、ベッド上での練習から始めます
- 必要に応じて、ご本人またはご家族のリハビリに対する当面のご希望をお伺いして、こちらからリハビリの状況をご本人・ご家族にお伝えします
- ご本人の病前の状況・家屋についてお知らせいただくこともあります。
◎リハビリテーションカンファレンス(初回)
- 医師・看護師・リハビリ療法士・栄養士が集まり、入院患者様について各方面から意見交換を行い、統一された方針のもとその後のリハビリが続行されます
◎主治医からご本人またはご家族への説明
-
カンファレンスの結果をもとに、その時点でのリハビリ状況と見通しをお伝えします
* リハビリの状況説明は、定期的に実施いたします
◎退院後の生活に向けてのアドバイス
-
ご本人・ご家族にとって家での生活ができるだけ快適に進むよう、その方に合わせた介助方法や福祉用具の紹介、住宅改修への助言などをご家族やケアマネージャーにお伝えします
* リハビリの見学も随時受けています。退院後のご自宅での生活をスムーズに進めるためにも、ご見学をお勧めいたします
《外来の場合》
- リハビリ専門外来の診察(要電話予約)を受けていただき、そこで リハビリ適応かどうかを判断させていただきます
- 適応となった段階で、次回からのリハビリの予約をお取りいただきます
理学療法
理学療法について
<動作ができること>それ自体が目標ではなく、<どんな生活を送るか>できる限りの可能性を引き出し、ご本人様のご希望に添える様、お手伝いしたいと考えています。
運動療法
その上で個々の症状に合わせて麻痺の回復・関節可動域・筋力や体力・バランス能力などに対してプログラムを組立てて練習を行っていきます。
それにより身体機能の改善や維持、または残存機能による代償方法の獲得も視野に入れ、日常生活に必要な基本動作の回復を図ります。
まずは基本動作の練習が中心になりますがその他にも運動療法の一環として
・車椅子駆動・階段昇降・屋外歩行・装具の着脱なども行っていきます。
物理療法
・温熱療法・電気療法・牽引療法などにより、循環や痛みの改善を図ります
・ホットパック ・マイクロウェーブ ・中周波 ・頚椎及び腰椎牽引の機器
補装具について
-
麻痺の方に対しての下肢装具作製
-
腰痛疾患の方に対してのコルセット作製
-
下肢各関節の痛みに対してのサポーターなどの検討
また修理や調整などにも応じています。(木曜日・義肢装具士と共に)
各種装具
補助具(車椅子・杖など)について
- 歩行を行う方に適した杖や歩行器のアドバイスをいたします
- 車椅子も様々なタイプがありますので必要に応じて検討しております
介助方法などの指導について
- 退院に向けて、ご家族様へ介助方法の指導や生活上の注意点の助言を行います
- 外泊や退院に際しての調整(介助法・必要な福祉用具や補助具の選定・環境整備のアドバイスなど)も作業療法士と共に検討します
作業療法
当院での作業療法
作業活動とは?
⇒日常生活動作、仕事・趣味などの人間の生活全般にかかわる諸活動を指します
身体機能の改善
日常生活動作の練習
必要に応じて、調理等の家事動作の練習も行います。
利き手交換の練習
精神賦活に対する作業の導入
寝たきりは心身共に衰えを作ります。
これらを防ぐ為にも手芸等の作業を取り入れて楽しく行うことにより活動性を上げます。
自助具の考案・作成及び使用練習
介助方法等の助言
言語聴覚療法
当院での言語聴覚療法
それによって全般的なコミュニケーションの能力を高める事を目指しています。
また、嚥下(飲み込み)障害の方の評価、訓練やアドバイス等を行っております。
言葉(失語症、運動障害性構音障害)の練習
その他高次脳機能の検査も行います。その結果をもとに言葉の機能を良くするのための練習を行います。
「言葉」そのものを練習するだけでなく、言葉やその他の症状や障害の程度に合わせて、周囲の方々とのコミュニケーションが出来るだけ上手くいくようにお手伝いをしていきます。
高次脳機能障害の練習
高次脳機能障害とは
脳の病気や事故などが原因で起こる脳の機能の障害(失語症のほかに失行症、失認症、注意障害、記憶障害、遂行機能障害、半側空間無視、発動性の低下、感情の障害など)を指しています。体の麻痺(手足を動かせないこと)や感覚器官の障害(感覚が鈍くなること)は含まれません。高次脳機能障害は、外見からわかりにくいため、本人の自覚や、周りの理解が得られにくい障害です。
※東京都心身障害者福祉センターの 高次脳機能障害に関するパンフレットを参考にさせていただきました
評価・訓練
まず、記憶や注意機能などの高次脳機能の検査を行います。検査の結果、今、比較的良くできることと難しいことを明確にします。
比較的良くできる所をより伸ばしていく、または苦手な事を少しでも改善させていく、といったその患者さまの障害の程度や症状に合った練習を行っていきます。
嚥下障害の評価・練習
嚥下とは
食べものをかんだり飲んだりすることを言います。
まず評価を行います。必要に応じてVF(嚥下造影)の検査を実施しています。
その後、どのようなものなら食べられるのか、どの位の量や姿勢なら安全に食べられるかのアドバイスや練習をしていきます。
ボトックス外来治療
①手足の筋肉がつっぱる「痙縮」とは?
痙縮とは筋肉が緊張しすぎて手足がつっぱり、動かしにくくなってしまう状態のことをいいます。
手足の指が曲がったまま伸びない、肘が曲がる、足がつっぱって歩きにくい等の症状がみられます。
そのままにしておくと筋肉や関節が、よりいっそう硬くなってしまう事があります。
②痙縮に対するボトックス治療とは?
ボツリヌス菌が作り出すたんぱく質(ボツリヌストキシン)を有効成分とする薬を、痙縮のある筋肉内に注射をする治療法で、筋肉の緊張をやわらげる効果が期待されます。
③ボトックス治療による効果
手足の筋肉のつっぱりでこんな症状はありませんか?
- 手指が握ったまま開きにくい
- 脇が開きにくい、肘が曲がってしまい着替えが大変
- まひしている手足を無理して伸ばそうとするとつっぱって痛む
- 歩く時、足の指が曲がってしまい痛む
- 足がつっぱって歩きにくい
- 足がねじれて靴や装具が入りづらい
→原因は痙縮かもしれません
ボトックス治療を行うことによって下記のような効果が期待できます
- 手指が動かしやすくなる
- 着替えやすくなる
- 痙縮による痛みをやわらげる
- 歩きやすくなる
- 介護の負担が軽減
- 靴が脱着しやすくなる
④治療のすすめ方
-
リハビリテーション科医師による診察
医師が症状をみて、ボトックス治療の適応の可否を判断させていただきます。
-
ボトックス治療の日程の決定
ボトックス治療の適応と医師が判断したら、治療内容の説明を行い、同意を確認させていただきます。
その後、治療の日程を決定します。 -
治療当日
ボトックス治療実施
(必要に応じて自主トレーニングの指導を医師から提示されることもあります)
経過を見るために、次回の医師の診察予定日を決めさせていただきます。 -
医師による再診察
医師による診察で経過をみて、2回目の治療の必要性を決定します。
※通常3~4ヶ月で効果は徐々に消えていきます
※治療を止めると痙縮は元の状態になります -
2回目のボトックス治療実施
以降は経過観察と治療を繰り返します。
※治療の間隔や実施回数には個人差があります。医師の診察のうえ、ご相談ください
*ボトックス外来治療をご希望の方*
リハビリテーション科医師の診察が必要です
-
電話での診察予約をお願いいたします
※初診当日は治療できませんのであらかじめご了承ください
予約受付時間13:00~16:00
外来受付03-3607-4060(代表)